矢口史靖監督の新作映画『ダンスウィズミー』が来年公開される。
同作は、『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』などで知られる矢口史靖監督にとって初のミュージカルコメディー。ある日催眠術師に「曲が流れると、歌わずに、踊らずにいられない」という「ミュージカルスターの催眠術」をかけられてしまった鈴木静香が、術を解いてもらうために催眠術師のもとに向かうが、そこはもぬけの殻だったというあらすじだ。クランクインは7月下旬、クランクアップは9月を予定。
一流商社で働く鈴木静香役を演じるのは、約500人の応募者から選出された三吉彩花。三吉は、さくら学院の元メンバーで昨年まで雑誌『Seventeen』の専属モデルを務め、現在は『25ans』『ELLE Japon』といった雑誌やテレビドラマ、映画などで活動している。ミュージカルシーンの歌とダンスは全て吹き替えなしで挑戦する。あわせてメイキング写真が公開された。
ミュージカルに抵抗感があったが、『ラ・ラ・ランド』を見て触発されたという矢口監督は「ミュージカルが好きな人はもちろんですが、苦手な人にこそ観てもらいたい映画です。観終わって映画館を出る時、リズムに体が揺れ、自然と鼻歌を歌ってしまう。そんなスーパー・エンタテインメント作品にしたいと思っています」とコメント。
三吉は「色々な不安はありますが、まずは自分が楽しむ!そして周りを巻き込む!というのを心掛けてスタッフの皆様、キャストの皆様と最高にハッピーな作品になるように頑張っていきますので楽しみにしていただけたら嬉しいです」と述べている。
■矢口史靖監督のコメント
・ミュージカル作品を作ろうと思ったきっかけについて
普通に生活している人が突然歌い出すのって、とても変なことですよね? それが理由でミュージカル映画を見ない人がいるのもとてもよく分かります。誰もが共通して思っている「なぜ急に歌う!? 踊る!?」という疑問に答える映画を作りたかったんです
・三吉彩花を主演に選んだ決め手
歌ってよし、踊ってよし、演技もできる。そして主人公のキャラクターにピタリとはまる女優。そんな人を探して果てしないオーディションを繰り返しました。「もしかしたら日本にはいないんじゃないか」と諦めかけた時、三吉さんに会えた。宝物を発見したような感覚でした。
・作品の方向性について
ミュージカルが好きな人はもちろんですが、苦手な人にこそ観てもらいたい映画です。観終わって映画館を出る時、リズムに体が揺れ、自然と鼻歌を歌ってしまう。そんなスーパー・エンタテインメント作品にしたいと思っています。
■三吉彩花のコメント
矢口監督の作品に参加させていただけると決まった時は正直信じられない気持ちでした。
オーディションで出し切った自分の力に自信が無かったので、私を選んでいただいたと聞いてすごく不思議な気持ちでした。
脚本を読ませていただき、歌って踊りながら進んでいくストーリーを頭の中で想像しながら読むのがとても楽しかったです。
静香の性格や仕草がどこか自分自身に似ているところもあり、物語にどんどん引き込まれました。
今はこの作品に向けて毎日沢山の準備をしています。
色々な不安はありますが、まずは自分が楽しむ!そして周りを巻き込む!というのを心掛けてスタッフの皆様、キャストの皆様と最高にハッピーな作品になるように頑張っていきますので楽しみにしていただけたら嬉しいです。