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浜崎あゆみ、“夏の女王”として再び輝く? 『FNSうたの夏まつり』出演とアルバムへの期待

2018年07月25日 11:22  リアルサウンド

リアルサウンド

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 浜崎あゆみが、7月25日放送の『2018 FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)に出演。夏のライブイベントなどでも度々歌われてきた「BLUE BIRD」と「Greatful Days」を披露する。あまりにもヒット曲が多いので見逃しがちではあるが、浜崎あゆみは90年代後半~2000年代を代表する“夏の女王”だった。


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 浜崎あゆみは、1990年代の終わりに突如として音楽シーンに登場。デビューシングル『poker face』(1998年4月)がオリコン週間CDシングルランキングトップ20入りというスマッシュヒットを飾り、同年8月に発売された3rdシングル『Trust』でトップ10入り。歌姫の頭角を現し始めると、1999年1月にリリースされた1stアルバム 『A Song for ××』がオリコン週間CDアルバムランキングで5週に渡って1位を獲得。いよいよトップスターの仲間入りを果たす。D・A・Iが手がけるトラックはどれもサビがドラマティックに展開され、浜崎の高いハスキーボイスが映える作りになっており、浜崎自ら紡いだ等身大の歌詞が多くの女性たちの心を掴んだ。


 シンガーとして、ギャルを中心としたファッションリーダーとして、まさに“カリスマ”の地位を確立した浜崎。新曲をリリースすればどの曲も軒並みヒットしたが、特に夏にリリースした楽曲にはモンスターヒットが多い。1999年7月にリリースされた「Boys & Girls」、8月リリースでミリオンセラーに輝いたシングル『A』収録の「Trauma」も特に人気を集めていた印象だ。


 2000年代に入っても、浜崎あゆみの“夏の女王”としての勢いは衰えることがなかった。2000年6月に発売された『SEASONS』は100万枚以上の売上を叩き出し、2001年7月リリースの『UNITE!』も1位に輝く。ますます勢いをつけた浜崎は、2002年7月『H』を発表。なかでも収録曲の「July 1st」は、浜崎がCMモデルを務めたコーセー「VISÉE(ヴィセ)」CMソングにも起用され、絶大な支持を得た。また今回『2018 FNSうたの夏まつり』で披露される曲の一つ「Greatful Days」(2003年7月)は、今では浜崎の代表曲の一つに。夏の始まりのわくわくする気持ちがメロディや歌詞に表れている楽曲だ。その後も「INSPIRE」(2004年7月)、「fairyland」(2005年8月)と、夏には新曲を欠かさずリリース。浜崎の歌声はギャルたちのひと夏の思い出に寄り添い続けた。また、今回歌われるもう一つの楽曲「BLUE BIRD」も、2006年6月にリリースされたサマーソングである。〈青い空を共に行こうよ〉というサビの歌い出しは、当時を知る人であれば誰しも耳馴染みがあるのではないだろうか。


 2008年のリリースこそなかったものの、2007年7月『glitter/fated』、2009年8月『Sunrise/Sunset ~LOVE is ALL~』、2010年7月『MOON/blossom』と夏リリースは続き、そしてどのシングルも週間チャートで1位に輝いている。浜崎は実に10年以上に渡って夏の女王であり続けたのだ。


 そんな浜崎は、2012年にその集大成ともいえる『A SUMMER BEST』をリリース。夏のヒット曲のほか、新曲として収録された「You & Me」は小室哲哉プロデュースとして大きな話題に。浜崎の一連のヒット曲に通じるようなドラマティックな作風は、多くのファンを喜ばせた。


 シングルは2010年7月『MOON/blossom』、アルバムは2015年8月『sixxxxxx』を最後に夏のリリースはご無沙汰だった浜崎だが、今年は8月15日にアルバム『TROUBLE』がリリースされることが先日発表されたばかり。2018年、浜崎あゆみは“夏の女王”としての輝きを再び取り戻すか。(鼎)


※記事初出時、一部情報に誤りがございました。訂正の上、お詫び申し上げます。