旭化成株式会社は7月24日、WRC世界ラリー選手権とオフィシャルパートナーシップを締結したと発表。8月16~19日に開催される第9戦ドイツ、10月4~7日に開催される第11戦イギリスにWRCオフィシャルパートナーとして協賛する。
東京・千代田区に本社を構える旭化成は繊維やケミカル分野、住宅事業、医薬事業などを手がけている会社。自動車関連では自動車の軽量化につながるエンジニアリング樹脂やカーシート用人工皮革などを展開している。
また2017年には電気自動車(EV)メーカーであるGLM株式会社と共同でコンセプトカー『AKXY(アクシー)』を製作している。
そんな旭化成はヨーロッパ圏を中心に高い人気を誇るWRCへの協賛を通じて「欧州各国における当社の認知度向上を図るとともに、もっとも過酷な環境で速さを競うことで自動車性能の向上に常に挑戦し続ける自動車産業への貢献を目指していきます」としている。
WRCオフィシャルパートナーとして協賛するラリー・ドイツとラリーGBでは、大会に出場するマシンのフロントウインドウやステージ各所、開催都市市内などに旭化成のロゴが掲出されるとのこと。
WRCプロモーターのオリバー・シースラは「旭化成がハイレベルなパートナーが揃っているWRCファミリーの一員に加わることを歓迎する。これはWRCとアジア圏との関係が深まっていることの表れだ」と述べた。
「旭化成グループは環境に配慮したテクノロジーを使い、より良い未来を実現するためにイノベーションを続けている。WRCは彼らに、ビジネス面における自動車業界への宣伝と、一般の人々への宣伝という両方を満たす環境を提供できる」