レッドブルの共同創業者であるディートリッヒ・マテシッツは、ルノーのパワーユニットを酷評、2019年以降、レッドブル・レーシングのパートナーとなるホンダに期待をかけている。
ダニエル・リカルドはドイツGPの決勝に一部パワーユニットエレメントを交換して臨み、そのためにグリッド最後尾まで降格されたにもかかわらず、決勝をパワーユニット関連のトラブルでリタイアした。マテシッツは、ホンダとの複数年契約を交わしたチームの決断を称賛し、現在のエンジンパートナーであるルノーを批判した。
「我々は過去数年にわたってトップ3チームのなかのひとつとして戦っている。しかもそれを標準以下のエンジンで成し遂げてきた」とマテシッツはWelt am Sonntagに述べた。
実業界の大物にしてレッドブル・レーシングとトロロッソのオーナーを務める74歳のマテシッツは、過去数年間、ルノーの供給するエンジンで戦う以外の選択肢がなかったという事実を嘆いている。
「レッドブルがフェラーリとメルセデス双方のワークスチームよりも速いチームになる恐れがあったため、彼らは我々にエンジンを供給しようとしなかった」とマテシッツは語った。
しかしながらマテシッツは将来に確信を持っており、レッドブルとホンダが生産的な関係性を持つものと考えている。
「我々の問題を解決するのは、レッドブルと完璧に適合し合う、トップレベルのエンジンを開発するための前提条件をすべて備えたパートナーだ。我々の目標は、ともに頂点を目指すことだけだ」と彼は付け加えた。