根本宗子作、演出の舞台『演劇実験「根本宗子」第一実験室「コンビニ」』に、カネコアヤノが楽曲提供することがわかった。
根本宗子が演劇的実験に挑む新企画『演劇実験「根本宗子」』の第1弾となる『コンビニ』は、「会話」に注目する「チーム草」と、「肉体」で魅せる「チーム肉」の2チームが同一の戯曲を異なる演出で上演。「チーム草」には田村健太郎、岩瀬亮、「チーム肉」には一色洋平、宮河愛一郎が出演する。
カネコアヤノは2015年に発表した楽曲“コンビニ”を主題歌として提供。今回の企画のために新たに2バージョンのアレンジを制作したという。
同公演は10月12日から東京・錦糸町のすみだパークギャラリーささやで上演。1回の公演で2チームの作品を鑑賞できる。チケットの販売は9月8日からスタートする。
■根本宗子のコメント
音楽はアレンジ違いがたくさん世の中に存在して、もはや同じ曲と言われなければわからないほどにアレンジ1つで変えられるのに演劇は演出でそこまで何これ全く別もん!ってあんまないなと考えて、理由の1つに台本に台本にある役のイメージでキャスティングするからかなと思いました。
ならば絶対同じ役をやらないだろという役者同士をダブルキャストにしてみたらどうだろうか?さらにそれぞれの得意な部分をフィーチャーした演出にしたら普段以上に役者を見に行くような芝居が創れるのではないだろうか。面白そう。でも勝敗がわからないから私以外がやらなそう。やりたい。っていう経緯です。
普段は芝居を創る時、ある程度ゴールのビジョンが明確に自分の中にありますが今回はありません。何故なら演劇実験だからです。草、肉の4名と、より企画意図をわかりやすくするために、主題歌をカネコアヤノさんにお願いしました。カネコさんの楽曲『コンビニ』を、今回のテーマに合わせて、新たな2つの異なるヴァージョンにアレンジしてもらいました。一体どんな実験になるのでしょうか。