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Perfume×最新技術、Foorin「パプリカ」…『内村五輪宣言!』音楽的パフォーマンスも見どころに

2018年07月24日 10:42  リアルサウンド

リアルサウンド

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 東京オリンピックをちょうど2年後に控え、本日7月24日に放送される『内村五輪宣言!~TOKYO 2020開幕 2年前スペシャル~』(NHK総合)。内村光良を司会に迎え、各競技のアスリートや組織委員会の取り組みを紹介するという番組だ。アスリートたちの他に、Perfumeと小学生5人組・Foorinも出演する。


(関連:椎名林檎、2020年の東京オリンピックへの期待を語る 「人生に揺さぶりをかけてくる出来事」


 昨年10月には『内村五輪宣言!~TOKYO 2020開幕 1000日前スペシャル~』として、“2020年”や“東京”をテーマに、椎名林檎やPerfumeを迎えて近未来的なパフォーマンスをオンエアした(参考:ライゾマティクスが示した“1000日後”の東京五輪 「Perfume Lighting Project」を振り返る)。そこで本稿では、今回の放送の音楽面での見どころを紹介していきたい。


 前回放送でPerfumeは「Perfume Lighting Project」と題して、Twitterと番組ホームページで「1000日後はどんな自分になりたいですか?」というテーマでメッセージを募集し、当日のパフォーマンスでそのメッセージを演出の一つに活用していた。今回はNHKホールで、無数のレーザーをコントロールする最新技術を使ったパフォーマンスを披露するという。詳細は明かされていないが、3月には同会場で最新テクノロジーを駆使した公演『This is NIPPON プレミアムシアター「Perfume×TECHNOLOGY」presents “Reframe”』も開催した彼女たち。前回の放送からさらに進化したステージを見せてくれそうだ。


 また、番組には米津玄師が「<NHK>2020応援ソング」として書き下ろした新曲「パプリカ」を歌唱する小学生ユニット・Foorinも登場。先日名前が決定した東京2020オリンピック/パラリンピックマスコットのミライトワ、ソメイティと共演する。Foorinはオーディションで選ばれたメインボーカル・ひゅうが(小6)、もえの(小5)、コーラス&ダンス・たける(小6)、りりこ(小3)、ちせ(小2)の5人組で、「パプリカ」を踊る姿を“風鈴”に例えて米津が命名。辻本知彦+菅原小春が手がけた振り付けは歌詞を身体いっぱい使って表現した、思わず真似たくなるようなものになっている。米津は「パプリカ」について、「ダイレクトに子どもへ向けた音楽を作ることになりました」とコメント。爽やかで可愛らしいサウンドだが、〈ハレルヤ 夢を描いたなら/心遊ばせあなたに届け〉といった歌詞は単なる“子供向け”の曲にとどまらないものとなっている。歌詞の意味や歌詞にこめれらた思いについて考えながら、ミライトワ、ソメイティと一緒にテレビの前で振り付けを覚えてみるのも良いかもしれない。


 番組のサブタイトルは『TOKYO 2020開幕 2年前スペシャル』。“2年後”ではなく“2年前”となっていることから、オリンピック後に振り返った際、番組がオリンピック開催に向けたエンタメの歩みの一つのメルクマールとなっている可能性もある。そういった視点でもぜひパフォーマンスをじっくりとチェックしてみてほしい。(村上夏菜)