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「今年月給が上がった人」は46% でも「仕事意欲は上がらない」人多数「元の給与が低い」「手取りはわずかしか増えない」

2018年07月24日 07:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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エン・ジャパンは7月18日、月給に関する調査結果を発表した。調査は、同社が運営する「エン転職」のユーザーを対象として実施。8349人から回答を得た。

「今年になって月給が上がったか」聞くと、46%が「上がった」と答えた。上がった理由として最も多かったのは「定期昇給」(60%)で、次いで「ベースアップ」(23%)、3位は「昇格・昇進」(19%)だった。増加額は「1001~3000円」(29%)が最も多く、次いで「3001~5000円」(20%)だった。ベースアップで月給が上がった人は、数にして884人、回答者全体の11%に当たる。

「仕事量が多すぎて給料に見合っていない」


ベースアップの実施割合を業界別に見ると、「サービス(飲食・人材・教育など)」が17%で最も高く、「メーカー(機械・電気・電子など)」が14%、「コンサルティング・士業」13%、「メーカー(素材・食品・医薬品など)」12%などが続いた。企業規模別に見ると、1001人以上の企業で14%が実施していた一方で、100人以下の企業では9%に留まった。

給与の増加でモチベーションも上がった、と答える人は22%。「上がらない」(46%)、「どちらとも言えない」(33%)を下回る結果だった。

「モチベーションが上がらない、どちらとも言えない」と回答した理由は、「元々の月給に満足をしていないため」(56%)、「昇給額が少なかったため」(38%)が多かった。

「月給以外の待遇に不満を持っている」(24歳女性)
「仕事量が多すぎて給料に見合っていない」(30歳女性)
「少し昇給したところで税金も上がったので手取りはわずかしか増えない」(38歳男性)

といった切実な声も寄せられている。

「給与を上げてもらったことが自信につながった」という人も

「モチベーションが上がった」人に理由を聞くと、「自分が伝えるお金が増えたため」(50%)が最も多く、「会社から評価されていると感じたため」(46%)と続く。回答者からは

「上司から『あなたに期待しているから昇格させる』と言ってもらえた」(25歳女性)
「5年連続で昨対比を更新し給与を上げてもらったことが、大きな自信につながった」(30歳男性)
「会社からの評価が最高ランクであった。『上司から言われる」より、客観的数字による評価の証拠を見て初めて『社内の評価」を信用した」(33歳男性)

などのコメントが寄せられた。