2018年7月21~22日、FIMトライアル世界選手権の第6戦ベルギーGPにてTrialE(Electric)クラスの第2戦(最終戦)が行われ、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から、電動トライアルバイク「TY-E」で参戦した黒山健一選手が2位を獲得し、年間ランキング2位でシーズンを終えました。
木村治男談(YAMAHA FACTORY RACING TEAM監督)
「黒山選手は、トライアルに関するすべての経験と知識を総動員して、開発段階から初の実戦まで最大限の努力ですばらしい走りを見せてくれました。一方で若いエンジニアたちは、短い期間でトライアルという特殊で過酷な競技にマッチした高いレベルの車両を作り上げ、慣れない実戦では多くを吸収し頼れる存在へと成長しました。結果は残念でしたが、TY-Eと当社の電動技術の可能性を広げるだけでなく、電動技術に関するノウハウやチームワーク、経験、新たな目標など多くを獲得できました。そして勝利を逃した悔しさをバネに、黒山選手もエンジニアもさらに飛躍を遂げてくれるだろうし、もしこうした機会があればぜひ挑戦したいと思います」