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元人気アイドルが月給12万円だった過去を暴露 BiS元リーダー、プー・ルイに同情の声が寄せられる

2018年07月23日 14:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ファンに夢を見せてくれるアイドルだが、その実態はかなり厳しいようだ。女性アイドルグループ「BiS(ビス)」の元リーダー、プー・ルイさん(27)が7月18日、ユーチューブに投稿した動画でアイドル時代の給与を公開し、「少なすぎる」と話題になっている。

公開したのは、2018年1月から3月の3か月分の給料。プー・ルイさんがBiSを辞める直前の時期に当たり、3月にはシングル「WHOLE LOTTA LOVE/ DiPROMiSE」がオリコン4位を獲得している。また東名阪ツアーのファイナルが3月4日に両国国技館で行なわれ、8000枚のチケットが完売。BiSがかなり活躍していた時期だといえる。

「キャバ嬢とかだったら1日で稼げるんじゃない?」と自嘲する金額

動画に出演していた、元メンバーのファーストサマーウイカさん(28)は、「ちょっと高めに見積もって(3か月で)70万円」と予想。同じく元メンバーのヒラノノゾミさん(26)は60万円、コショージメグミさん(24)は40万円と予想した。

低めの金額を提示したコショージメグミさんに対し、プー・ルイさんは「あの時(旧BiS)からは変わってる」「うちら(旧BiS)を見て改善されてるのよ、色々」と説明した。BiSには、2010~14年の第1期と2016年以降の第2期があるが、給与の低かった第1期に比べれば、改善されているということのようだ。

しかしそれでも3か月で35万3482円、月給に直すと12万円弱でしかなかった。プー・ルイさんは「キャバ嬢とかだったら1日で稼げるんじゃない?」と話し、ファーストサマーウイカさんも「高校生のバイトでも10万くらい稼ぐよなぁ」と諦め気味に話していた。

この時期のBiSは、週に数回ライブやインストアイベントを行っている。忙しい時だと、10日間連続でライブやテレビ出演を行い、その後5泊6日で合宿形式の合同オーディション、さらに5日連続でライブやラジオ出演をこなしている。ライブやイベントの前には練習やリハーサルもあったと思われる。こうした仕事の合間を縫って、プー・ルイさんは週2回ほどアルバイトをしていたという。

音楽事務所の代表「アーティストは個人事業主。売れればいっぱいもらえますよ」

動画のコメント欄には「少なすぎる」「これが現実だと思うと切ないね」といった声が相次いだ。「私のCD代どこいったんやぁ~」という人も。せっかくCDを購入したり、ライブに足を運んだりして応援しても、当のアイドルがこれしか貰っていないというのでは、ファンも浮かばれない。

地下アイドルでライターの姫乃たまさんによると、個人差はあるが、地下アイドルの収入は19万円前後が多いという。両国国技館を埋めるような人気にも関わらず、地下アイドルと比べても月収が低いということになる。

動画の中で第1期のBiSではもっと給与が低いことを示唆する場面があったが、月収約12万円よりも安いとなると、アイドルだけではとても生活できないだろう。

ただ、事務所が不当に中抜きしているかというと、そういうわけでもないようだ。BiSを手がける音楽事務所WACKの代表、渡辺淳之介さんは19日、動画が話題になったことを受けて「ちょっとぷーるいさんには失望笑」とツイートし、

「ぷーるいさんは今も昔もWACK所属ではないですが、アーティストは個人事業主さんなので、完全歩合、利益の半分渡してるので、売れればいっぱいもらえますよ」

とファンに説明していた。