大雨特別警報が発令された7月6日の前日、5日夜に安倍晋三首相をはじめとする自民党議員数十人が、議員宿舎で「赤坂自民亭」と称した懇親会を開催。その様子を、西村康稔官房副長官らがツイッターにアップし、「日本の緊急事態に何をしているんだ」と大バッシングされたニュースは記憶に新しい。
7月19日の『バラいろダンディ』(MX系)では、元衆議院議員の杉村太蔵氏がこのニュースに触れ、有名人の"SNSマナー"について言及した。(文:石川祐介)
そもそも、国会議員の飲み会風景は誰得なのか
まず、杉村氏は「総理はいつどこで誰と何をしていようとですね、情報は入ってくる。こうした会合に参加してるってことはそれほど問題ではない」と安倍首相の行動は不適切ではないと口にする。ただ、
「これをどうしてSNSに上げてしまったのか」
とSNSにアップしなければ、騒ぎは起きなかったとコメント。
続けて、「(写真を)上げた方々は本当に頭の良い頭脳明晰で有名な方々ばかりですよ。政治家が酒飲んで宴会してる姿を見せられて、国民の誰が喜ぶのか…」と政治家たちの想像力の無さを指摘した。
「ファンだけが見てる、身内だけが見てるって思ったら大間違い」
さらに杉村氏は、ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの社長・前澤友作さんと剛力彩芽さんがワールドカップの決勝を2人で観戦したことをSNSで報告したことに、批判の声が少なかった件にも触れ、
「著名人の方にぜひご理解いただきたいのが、『SNSでの幸せの共感は意外と難しい』ちゅうことです」
と主張。「総理と飲めて嬉しいんですよ。『どうだ!』とちょっと自慢が入る」と写真をアップした政治家への配慮を見せるも、「自慢の入るSNSは結構評判悪い」と持論を展開する。
この杉村氏の主張にナジャ・グランディーバさんは、「まさにその通りだと思います。やっぱり、自慢見せられてもなんにも嬉しくない」とSNSでの幸せアピールは、見た人の嫉妬心を煽るだけと同意した。
また、自身はSNSを一切やっていないらしく、「今、ツイッターとかフェイスブックを"バカ発見器"って言うでしょ?"バカ製造機"とも言われてる。私なんか間違いなく、数日以内に大炎上ですよ」とSNSをやらない理由を語った。だが、司会の蝶野正洋さんから「見たいです」と杉村氏にSNSを始めることを勧めるが、
「ファンだけが見てる、身内だけが見てるって思ったら大間違いじゃないですか? アンチも見てる。そうなると私のアンチは結構キツめですから、なかなか耐えきれないものがある」
と頑なに拒否し、笑いを誘った。