2018年F1ドイツGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは14位、ブレンドン・ハートレーは10位だった。
決勝前にガスリーのパワーユニットの6エレメントを戦略的理由により交換、それによって予選17番手のガスリーはペナルティを受けて最後尾からのスタートとなった。ハートレーは16番グリッドからレースに臨んだ。
雨の予報があるなか、チームはガスリーをステイアウトさせ、降り出した直後にフルウエットタイヤに交換。しかし予想と異なり、雨が激しくならなかったため、ガスリーを数周後に呼び戻し、ドライタイヤに履き替えさせた。これによりガスリーはポジションを落とした。
一方のハートレーは、セバスチャン・ベッテルのクラッシュでセーフティカーが導入された際に2度目のピットインを行い、最終的に11位でフィニッシュ。しかし前にいたカルロス・サインツJr.に10秒加算のペナルティが出たため、10位に繰り上がり、1ポイントを獲得した。ハートレーの入賞はアゼルバイジャン以来2回目、チームにとってはモナコ以来のポイント獲得となった。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
チーム代表フランツ・トスト
後方グリッドからスタートするレースは決して簡単なものではない。しかし両ドライバーともにまずまずのスタートを切り、いいパフォーマンスを見せた。ブレンドンは1ポイントを獲得し、いい結果でレースを締めくくった。ピエールについては、我々はギャンブルをすることを決めた。激しい雨が降る可能性が高いと予想し、フルウエットタイヤに交換することにしたのだ。しかし残念ながら雨は激しくならなかった。ピエールには気の毒なことをしたが、時には思い切った戦略を採る必要がある。今回我々はそういう選択をした。
レース中、何度かいいラップタイムを記録し、パフォーマンスの向上が見られた。これによって、次戦のブダペストで強力なパフォーマンスを発揮できるという自信を得た。