2018年F1ドイツGPの土曜予選で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは15番手だった。リカルドはパワーユニットのエレメントを交換したため、グリッド降格ペナルティを受け、最後尾からスタートする予定。
■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=15番手
予選でどのポジションを獲ろうと、明日は最後尾スタートなので、Q2には参加せず、スタートタイヤを自由に選ぶことにした。Q2で走ったら、(Q3に進んで)どのタイヤでスタートするかが決まってしまう。
こういう決断をしたことで、戦略の自由度が広がり、最善の選択肢を選べるし、マシンの走行距離もセーブすることができる。
予選がドライでよかった。おかげで他のドライバーたちは今日たくさんのドライタイヤを使わなければならなかった。僕らはといえば、より広い選択肢のなかで、アグレッシブな戦略を採ることもできるんだ。
今回はシルバーストンと同様に1回ストップか2回ストップのレースになる。どれだけ早く集団を抜け出せたかによって1回ストップで走り切れるかどうかが決まるだろう。表彰台に上るには多少の運が必要だし、難しいだろうと思う。ただ、不可能ということではないよ。
今は、明日最後尾からスタートすることを考えてわくわくしているんだ。もちろんトップからスタートできた方がいいに決まっているけど、それでも明日のレースが楽しいものになることは間違いない。ルイス(・ハミルトン)も後方からスタートするから、面白さが倍増だ。ふたりがオーバーテイクを繰り返してポジションを上げていくところが見られるんだから、絶対にいいレースになる。今のルイスは僕みたいにハッピーな気持ちではないだろうね。僕の方はいずれはペナルティを受けると覚悟していたが、彼はポールポジションのチャンスを失ったんだから。それでも明日、僕らは一緒に楽しい時間を過ごせるはずだよ。