2018年F1ドイツGPで、マクラーレンのストフェル・バンドーンはマシンの問題を解決することができないまま予選を迎え、最下位20番手に沈んだ。
バンドーンは前戦イギリスGPからマシンのハンドリングの問題に苦しんでおり、「マシンがまともに走れない状態」「正常な状態ではない」と繰り返し訴えている。
予選を終えたバンドーンは、チームはあらゆる手を尽くして問題解決にあたっているが、良い兆しが見えないとして、「大差で最下位」のセッションが続くことに苛立ちを募らせている。
「シルバーストンと状況は同じだ。前回は大差で後方に沈んだが、今日も同じ結果になった。今週末もずっと状況が変わらない。問題を解決するためにたくさんのパーツを換えたりしたにもかかわらず、まだ解決法が見つからない。フラストレーションが溜まるよ」
「僕が走り方を忘れたわけじゃない。僕とフェルナンド(・アロンソ)はほぼ同じ仕様のマシンで走っているのに、僕の方にはデータ上、問題が見つかっている。チームは解決するためにパーツを交換したりなど、本当に努力してくれている。それでもあまり改善が見られない。チームは何か他にできることを探すため、いろいろな選択肢を探っている。今はとにかく、この問題を解決する方法を見つけることが何よりも重要だ」
「明日、僕には失うものがない。ここからひたすら順位を上げていくことを目指すのみだ。多少なりともパフォーマンスを向上させられることを願っている」
チームメイトのアロンソのマシンには同じ問題は出ておらず、ドイツ予選では11番手を獲得した。彼によるとバンドーンのマシンは何らかの原因でダウンフォースが少ない状態であるという。アロンソは、早急に問題を解決することをチームに求めている。
「彼はやれることをやっている。でもこの2戦、彼のマシンはパフォーマンス上の問題を抱えているんだ。データ上、ダウンフォースが少ないことがはっきりと表れている」とアロンソが語ったとAFPが伝えた。
「すでにパーツを換えたりということはしているが、さらに細かい調査を行う必要がある。チームがいい戦いをするためには、2台揃ってポイント圏近くにつけることが重要だからね」