2018年F1ドイツGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは17番手、ブレンドン・ハートレーは18番手だった。
FP3は開始前からの雨でウエットコンディションとなったため、2台はセッション序盤に1周、終盤に5周したのみだった。
ドライコンディションとなった予選Q1、ガスリーは早々に1回目のアタックを行い、1分14秒420をマーク、ハートレーが1分14秒670で1回目のランを終えた。Q1終盤の2回目のランではガスリーが1分13秒749、ハートレーが1分14秒045と自己ベストタイムを更新したものの、ともにQ2に進出することはできなかった。ガスリーについてはQ1で15番手のマシンとの差はわずか0.041秒だった。
レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドがパワーユニットのエレメント交換により降格されるため、ガスリーは16番グリッド、ハートレーは17番グリッドからスタートする予定。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
チーフレースエンジニア ジョナサン・エドルズ
金曜に改善すべき点を見つけたので、今日のFP3と予選に向けて、マシンに多数の変更を施す計画を立て、タイヤの使い方についての決定も下していた。しかし残念ながらFP3で雨が降ったため、ドライでのセットアップ案を試すことができなかった。雨が激しかったので、本格的な走行はできなかったが、セッション終盤にマシンバランスのチェックを行えたという点では有意義だった。予選で雨が降る可能性があり、その場合にマシンを適切な状態に持っていく必要があったのだ。
両マシンに関していいバランスを見つけ出し、ドライバーたちもいい感触を持って予選に臨んだ。しかし残念ながら今日の我々には望んでいたようなペースがなかった。タイムシートを見れば分かるとおり、今回も中団は接戦で、0.05秒で明暗が分かれるような状況だった。
昨日のロングランペースはかなり良かったし、我々は通常、他の大部分のチームよりもうまくタイヤを管理して走ることができるので、明日のレースに向けて、今も前向きな気持ちを持っている。後方からのスタートとなるため、オーバーテイクが必要になり、それが簡単でないことは分かっている。しかしレースでは何が起こるか分からない。できる限りいい結果を出すには何が必要なのかを考え、戦略上のあらゆる選択肢を研究し、明日に備える。