つかの間の休日を挟んで始まったF1第11戦ドイツGP。メルセデスのふたりのドライバーの契約延長が発表され、いよいよトップチームの残り枠が少なくなってきましたね。今週末もドイツGPの様子をムッシュ柴田氏がお伝えしていきます。
-----------------------------
あまり見たことがないかもしれませんが……。
朝早~くにパドックに着くと、入り口のピーポーの前に、こんなのが立ってます。
「門限期間中に付き、チームスタッフの立ち入り禁止」の標識です。
メカニックやエンジニアの徹夜作業など長時間労働を防ぐために、10年ほど前に導入された措置です。食堂スタッフや、われわれメディア関係者は、いつでも入れます。
今週末のドイツGP初日は、午前11時からFP1だったので、門限が明けたのは午前8時でした。今朝も暑いぞ~。って、日本の殺人的な暑さに比べたら、ほとんど避暑地ですけどね。
とにかく連日、雲ひとつない快晴です。
そんな中、ハミルトンの契約延長が木曜日に発表され、続いて金曜日にはボッタスの残留も発表されました。
でもハミルトンがガチンコの2年契約なのに対し、ボッタスは一応複数年と言ってはいるものの、実際には「とりあえず1年やってみてから決めるか」という感じ。セカンドドライバーのツライところです……。
それにしてもここ数戦のフェラーリの進化には、目覚ましいものがありますからね。ハミルトンも「このままメルセデスで、大丈夫か」と悩んだはずです。
木曜日のパドックでは、スポーティング・ディレクターのロン・メドウを始め、メルセデスのお偉いエンジニアの人たちが、隣のフェラーリをじ~っと見つめてました。マシンそのものというより、ピット作業関連の機材を凝視してた感じです。
一方リカルドも、ますますレッドブル残留の目が高くなってきました。先週までの3連戦では「じっくり考えたい」とか言ってたのが、今回はもうその種のコメントはしなくなってましたしね。早ければ来週のハンガリーで発表と見られています。
で、この人はどうなるのか。っていうか、パドックを歩きながらこんなに笑顔がこぼれてるライコネンというのも、ちょっと珍しいですけどね。
もしかしてルクレールの猛プッシュをはねのけて、しぶとく来季の残留を決めたとか?この人、ほんと粘り腰ですからね~。