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JR西日本、嵯峨野線新駅名を「梅小路京都西」に決定

2018年07月21日 10:12  TRAICY

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JR西日本と京都市は、JR嵯峨野線の京都~丹波口駅間に来春開業する予定の新駅の駅名を「梅小路京都西(うめこうじきょうとにし)」に決定したと発表した。

駅が所在する梅小路公園は、周辺地域を象徴する存在として地域住民に親しまれており、「梅小路」は、京都市の駅名公募結果でもキーワードとして最多数であったことや、京都駅の西側約1.7キロメートルに位置し、京都観光の新たなサブゲートとなることから「京都」「西」を付与した。

新駅は京都駅から約1.7キロ、丹波口駅から約0.8キロの場所に位置。駅設備は高架下駅舎、相対式ホーム(延長165メートル、幅3.0メートル~6.7メートル)、 旅客上屋、エレベーター2基、エスカレーター4基、自動改札4通路、券売機2台、みどりの券売機1台を設ける。ホーム上の安全設備として可動式ホーム柵や非常ボタン、ホーム監視カメラを設ける。

駅舎デザインは「梅小路公園および京都駅西部エリアにある観光の玄関口の駅として、地域との連携を育むデザイン」を基本コンセプトとして、駅側面には、京都の町並みの「縦格子(たてこうし)・縦縞(たてしま)」、京友禅の反物の「縦長矩形(たてながくけい)」を想起させる形態とした。駅改札口付近には工芸品などに用いられる「梅柄光琳梅(うめがらこうりんばい))」の形状を引用した。駅舎が公園と調和し地域のシンボルとなるようにホームの外壁や入口部を曲面にするとともに、京都らしい色彩計画を取り入れた駅デザインとしている。

新駅から七条通北側への回遊性を高めるため、廃止された短絡線を利用した屋根付きの横断歩道橋を整備する。エレベーターを2基設置し、バリアフリー化も図る。隣接する七条入口広場の歩行者空間を整備するとともに、新駅により影響が生じる大型バス駐車場を、効率的かつコンパクトに再整備する。