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2019年卒、東大早慶など上位校学生の6月末までの内定獲得率93% 会社選びの軸1位は「企業理念への共感」

2018年07月21日 09:01  キャリコネニュース

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NPO法人エンカレッジとReccooは7月17日、「2019年度卒業予定の全国の大学生/大学院生を対象にした就職活動」の共同調査結果を発表した。調査は、6月中旬から下旬にかけて実施。2019年卒の大学生・大学院生610人(男性337人、女性273人)から回答を得た。回答者の内訳は、GMARCH・関関同立以上の上位校が67.2%となっている。

以下は、「上位校」のそれぞれの大学群に含まれる大学名と、上位校の中での割合一覧となっている。

「東京一工」:東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学(13.5%)
「早慶上智」:早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学(19.1%)
「旧帝」:北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学(31.9%)
「有名国立」:筑波大学・東京外語大学・お茶の水女子大・千葉大学・横浜国立大学・神戸大学(17.4%)
「GMARCH」:学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学(7.7%)
「関関同立」:関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学(10.4%)

就職活動の状況を聞くと、6月30日の時点で、上位校学生の93.0%が「内定を獲得している」と回答。内訳は、「内定承諾あり就活終了」(80.4%)「内定承諾あり就活中」(4.1%)、「内定あり就活中」(8.5%)で、内定を獲得しても就活を続けている学生が12.6%いる。

内定承諾時には「知識・スキル・能力の向上可能性」も重視

上位校学生の「内定なし就活中」はわずか4.3%で、他の大学の学生を含めた全体の回答の「内定なし就活中」(7.2%)と比較すると2.9ポイント下回り、上位校学生の方が、より内定率が高いことがうかがえる。

内定を1社以上獲得している学生へ「就職活動の開始時期」を聞くと、「学部3年・修士1年の6月以前」が、上位校学生(61.3%)、全体の学生(58.2%)ともに最多だった。他の学生よりも一足先にスタートダッシュを切ることが、早期内定に繋がったと考えられる。

上位校の学生に「企業選びの軸」を聞くと、就職活動開始時は「理念・ビジョン」(15.1%)、「会社の将来性・成長性」(14.0%)が高かった。内定承諾時は「理念・ビジョン」(18.0%)が一番高いのは同じものの、次が「知識・スキル・能力の向上可能性」(16.0%)となっていた。

「就職活動中に最も多く利用した情報収集方法」については、「ネット検索」が最も多く、次いで「就活関連のイベントに参加」という回答が寄せられた。一方で、フェイスブックやツイッターといったSNSはあまり用いられていないようだった。