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F1ドイツGP FP2:トラブル発生のフェルスタッペンが初日トップ、ガスリーは15番手

2018年07月20日 23:51  AUTOSPORT web

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2018年F1第11戦ドイツGP マックス・フェルスタッペン
午後になると暑さはさらに増し、FP2の始まる午後3時の段階で気温30℃、路面温度は48℃まで上がった。暑いことは暑いが、湿度が23%しかないのが日本との一番の違いだ。 

 2年前にニコ・ロズベルグが出したポールタイム1分14秒363は、FP1に1分13秒525を出したダニエル・リカルド以下、キミ・ライコネンまで、すでに6人のドライバーによってあっさり破られている。

 午前中のセッションを水漏れでほとんどフイにしたカルロス・サインツJr.が、真っ先にコースイン。他のドライバーたちも次々に周回を開始する中、メルセデスのふたりとリカルドが出て行ったのは、開始後20分が経とうとした頃だった。この時点ではセバスチャン・ベッテルがミディアムで1分13秒817のトップタイムを出していたが、ソフトを装着したマックス・フェルスタッペンが0.3秒しのいで首位を奪う。大部分のチームがミディアムとソフトに分けて、タイヤの挙動確認をしている。

 開始後30分には新品ウルトラソフトを履いたベッテルが、1分13秒310のベストタイムで再び首位に。直後には、「フロントが決まらない」と訴えていたリカルドがターン8でスピン。ベッテルから1秒3落ちの6番手に留まり、7番手のケビン・マグヌッセンに0.13秒まで迫られている。

 このタイミングで各車、ウルトラソフトに変更。ハミルトンが1分13秒111でトップに立ち、続いて0.079秒差でバルテリ・ボッタスが2番手に付けた。しかしフェルスタッペンが全区間をきれいにまとめて、ハミルトンに0.026秒差をつけて首位を奪い返した。一方、最後尾スタートが決まっているリカルドはミディアムを装着し、レースを見据えたロングランに専念した。

 セッション残り30分は、他のドライバーもロングランに移行。大部分がウルトラソフトを履く中、ベッテルとリカルドはミディアム、フェルスタッペンはソフトの感触を確認している。しかしフェルスタッペンは「シフトダウンで変な音がする」と早々にピットに戻り、走行を中止。終盤にようやくコースに復帰したが、周回数はわずか18周に留まった。


 一方、2、3番手のメルセデス、4、5番手のフェラーリは、それぞれウルトラソフトとミディアム、あるいはソフトを各20周前後こなし、充実のメニュー消化だった。このセッションもハースが中団勢トップ。

 そしてシャルル・ルクレールがすぐ後ろにつけ、ニコ・ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン、セルジオ・ペレス、サインツが続いた。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリー15番手、ブレンドン・ハートレーは16番手と、このセッションでも今一つ速さが発揮されなかった。