スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームが2019年シーズンの参戦体制を発表。引き続き、マイケル・ファン・デル・マークとアレックス・ロウズを起用することを明らかにした。
ファン・デル・マークとロウズのラインアップは2019年で3年目。ファン・デル・マークにとっては3年目、ロウズにとっては4年目のシーズンをヤマハで過ごすことになる。
今季、表彰台争いを展開するシーンも多いパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームのふたり。チームメイト同士での激しいポジション争いもたびたびみられ、そうしたコース上での“切磋琢磨”もよい相乗効果を生み出しているのかもしれない。
25歳のオランダ人ライダーであるファン・デル・マークは現在、SBKでポイントランキング3番手。第6戦イギリスラウンドでは2レースともに優勝を果たしている。
ヤマハとの契約更新について「ヤマハと契約更新ができてうれしいよ。ヤマハは僕をライダーとして信じてくれているし、このコンビネーションは強力なものになるだろう」とヤマハとの3年目のシーズンに向け意気込みを見せる。
「僕らはまだ改善を行っている途中だけれど、上位で戦い、優勝するところまで前進した。次のステップ、SBKチャンピオンを獲得するという目標に向けて戦うことを楽しみにしているよ」
一方、27歳のイギリス人ライダーであるロウズはイントランキング6番手ながら、第7戦チェコラウンドのレース2でSBKにおいて自身初の優勝を飾っている。ヤマハがファクトリー体制を復活させた2016年からチームに所属するロウズ。「ヤマハのSBKプロジェクトに引き続き関わることができて、とてもうれしいよ」と喜びをあらわにした。
「2016年以来、僕たちはともに上下の波を経験してきた。けれど今は、間違いなく状態は上向いている。今シーズン、僕は初優勝をすることができた。これは、レースごとに前進していることを意味していると思う。僕はこのプロジェクトを信じているし、僕の目標はいつだってSBKチャンピオンだ。それは実現可能な目標だと思っているよ」
現在、SBKでは圧倒的な強さを誇る王者、カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKのジョナサン・レイが君臨している。2018年シーズン後半戦、そして来季、このヤマハの両雄がストップ・ザ・レイを成し遂げることができるだろうか。