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メルセデスF1と契約延長のハミルトン、ライバルチームからオファーがあったことを認める

2018年07月20日 13:42  AUTOSPORT web

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ハミルトンは、フェラーリかレッドブルのいずれかからオファーがあったことを認めた
ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1のライバルであるトップチームから、来シーズンの契約を持ちかけられていたことを明らかにした。

 4度の世界チャンピオンであるハミルトンは、ドイツGP直前にメルセデスと新たに2年契約を交わした。

 木曜のホッケンハイムで、フェラーリもしくはレッドブルから来シーズンのオファーがあったか否かを尋ねられたハミルトンは、2チームのうち片方からは接触があったことを明らかにした。

「オファーがあったかどうかだけど、1チームからはあった。でも検討の余地はなかったよ」と彼はそれ以上の事実は明かさずに語った。

 33歳のハミルトンは、以前のメルセデスとの契約が3年だったのに対し、今回は2年契約を選択したと説明した。これによって、F1が新たなレギュレーションを導入する2021年に向けて選択肢を残しておくことができるという。

「個人的に2年契約を希望していた」と彼は説明した。

「3年契約の話もしたけれど、F1は状況が少々変わってきているからね。2021年以降の動きについて、F1がまだ全チームにコミットしていないのは明らかだ。どう展開するかについて、興味を持って様子を見ている」

「見えていない状況に注力することには意味がなかった。メルセデスにいることを想像するのは僕には容易いことだから、チームが問題なわけではない。商業的にはいろいろなことが変わるかもしれないし、変わらないかもしれない」

「2年後に自分がどこにいるのか、これからの2年間で気持ちがどうなるのかは言いようがない」と彼は付け加えた。

「僕が話せるのは、今も気分は最高だということだ。契約を延長するなかで、今のようにエキサイティングな気持ちになるとは予想していなかった。この後、どれくらいこの気持ちが長く続くか強く意識しているよ」

 一説には年間4000万ポンド(約58億円)にもなると噂されている高額の契約金は、ハミルトンにとってメルセデスとの契約延長を決める誘因ともなったようだ。その一方で彼は、F1への変わりない情熱が彼を駆り立てたのだと主張した。

「ここに座ってインタビューを受けていたんだ。コースの古い箇所を眺めながらね。このスポーツの一部分であり続けることには、多くの素晴らしい理由がある」

「2年後には僕の人生がまったく違うものになって、まったく違うことをやりたくなっているかもしれない。誰にも分からないし、僕にも分からないよ。時間がたてば分かることだ」