2018年シーズンより新型GTEマシン、BMW M8 GTEをIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのGTル・マン(GTLM)クラスに投入しているBMWは、7月19~21日に行なわれる第8戦ライムロック・パークで、映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』にちなんだスペシャルカラーリングを施した2台のM8 GTEを走らせると発表した。
BMWは、IMSAだけでなくWEC世界耐久選手権/ル・マン24時間にも参戦可能な新型GTEマシンをデビューさせた今シーズンも、引き続きBMWチームRLL(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)をサポートする形で北米耐久シリーズの最高峰に参戦。シボレー、フォード、ポルシェ、フェラーリといった自動車メーカー各社のワークスチームとGTLMクラスで熾烈な争いを展開している。
1月末のデイトナ24時間でデビューしたBMW M8 GTEはシーズン中盤、7戦を終えた段階で2度の2位表彰台と第2戦セブリング、第4戦ミドオハイオでそれぞれクラスポールは獲得しているのの、いまだ初勝利には至らず。今週末、BMWの“ホームラウンド”であるライムロック・パークで行われるGTオンリーイベントでは悲願の優勝を目指す。
その第8戦でBMWチームRLLは24号車BMWと25号車BMWに特別カラーを施す。これは“MISSION8”を掲げるBMWと世界的に人気のアクション映画で日本でも8月3日から公開開始となる『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』とのコラボレーションによって実現したもので、ホワイト基調とブラック基調に分けられた2台のM8 GTEには、フロントとサイド、そしてリヤのスポイラーに『MISSION:IMPOSSIBLE FALLOUT』のロゴが加わる予定だ。
チームを率いるボビー・レイホール代表は間近に迫ったホームレースの展望を次のように語った。
「ライムロック・パークでトラブルやアクシデントといった問題をまったく起こすことなくレースを進めるのは非常に難しくチャレンジングだが、我々は過去にこれを成功させている」
「わずか1.5マイル(約2.4km)と1周の距離が短いため、ピットストラテジーが大きな役割を持つこととなるだろう。最適なタイミングでマシンを呼び戻さなければ簡単にラップダウンもしくはそれに近いカタチになってしまうんだ」
「我々はM8 GTEがライムロック・パークのコースキャラクターに合っていると考えている。もしそうなら、レースをうまく進められると信じているよ。もちろんBMWのホームトラックだから、より一層成功を収めたいと思っている」
GTLMとGTデイトナの2クラス19台によって争われるIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第8戦ライムロック・パークは21日(土)に各クラスの予選と、2時間40分の決勝レースが行なわれる。