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『ライ麦畑でつかまえて』に触発された少年の青春 『ライ麦畑で出会ったら』10月公開決定

2018年07月20日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 映画『Coming Through The Rye(原題)』が、『ライ麦畑で出会ったら』の邦題で10月27日より公開されることが決まり、ポスタービジュアルと予告編が公開された。


参考:単なる“男対女”を描いた映画ではない 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の現代に通ずるテーマ性


 本作は、J・D・サリンジャー著『ライ麦畑でつかまえて』に心を奪われた青年の成長を描いた青春映画。メガホンを取ったジェームズ・サドウィズ監督自身の実体験が基になっている。


 不器用ながらもまっすぐな主人公ジェイミー役に抜擢されたのは、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のアレックス・ウルフ。『アダプテーション』で第75回アカデミー賞助演男優賞を受賞したクリス・クーパーが、謎に包まれた伝説の作家サリンジャーを演じる。さらに、『ラブリーボーン』のステファニア・オーウェンが、ジェイミーを優しく見つめるディーディー役を務めている。


 ポスタービジュアルでは、主人公のジェイミーがトランクを片手に道路脇を歩いている姿が描かれている。また、「明日はきっと、今日よりはマシさ。たぶんね。」というサリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』の主人公ホールデン風のコピーとともに、ポスター下部にはライ麦畑や見つめあう2人の様子なども散りばめられている。


 予告編では、学校生活に上手く馴染めず、現状に不満を感じているジェイミーが、サリンジャー著『ライ麦畑でつかまえて』を舞台化するため、原作者の許可をもらいにサリンジャー本人を探す旅に出る様子が描かれる。ライ麦畑で綿毛を飛ばして遊ぶ幻想的なシーンも映し出されている。(リアルサウンド編集部)