格安旅行会社てるみくらぶの元社長、山田千賀子被告の判決が7月20日、東京地裁429号法廷で開かれ、懲役6年を言い渡した。
三井住友銀行と東日本銀行から5回にわたって、航空機チャーター費用などと偽った融資金5億4,000万円の詐欺や、破産手続き後に社内に保管していた個人資産の現金1,000万円を持ち出していたことを破産管財人に申告しなかった、破産法違反などで起訴されていた。求刑は懲役8年だった。山田被告は公判で起訴内容を認め、240万円を姉から借り入れ、300万円を破産財団に組み入れたことなどや、前科がないことなどが考慮された。
有印私文書偽造・同行使と詐欺罪で起訴されている、元社員の笹井利幸被告の判決も、同法廷できょう午後に言い渡される。