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ホンダF1、思い出の地ドイツへ「6番目にパワー感度が高いトラック。燃費も厳しい」

2018年07月20日 08:01  AUTOSPORT web

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2018年F1第11戦ドイツGP コース下見をするピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
今週末、2018年F1第11戦ドイツGPが開催される。ホッケンハイムでのグランプリ開催は2年ぶりとなり、ホンダはトロロッソとともに、準備を万全に整えようとしている。

 ドイツは2015年から1年置きの開催となっており、昨年は行われなかった。その間、F1テクニカルレギュレーションの変更もあり、それを考慮してセッティングを行う必要がある。

「3連戦を終えてひとつ週末を挟み、今週はドイツグランプリに向かいます」とホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治氏。

「かつてホッケンハイムは、エンジンサプライヤーにとって最も難しいレースのひとつでした。その理由は高いスロットル全開率にあり、ドライバーは森の中を走る2本のロングストレートをフルスロットルで駆け抜けていました。2001年の改修によりロングストレート自体はなくなりましたが、いまだにカレンダーの中では6番目にパワー感度が高いトラックであり、燃費についても厳しいサーキットのひとつです」

「最後に走行したのは 一昨年ですが、その時よりも車体レギュレーションの変更により大きくマシンのグリップが上がっていますので、それに合わせたPUセッティングの煮詰めを進めていきます」          

「我々はここで80~90年代に大きな成功を得ていますし、2001年のジャック・ビルヌーブ選手、それに2004年、2005年にもジェンソン・バトン選手が表彰台に登っており、いい思い出のあるサーキットです」