最近の不調によってチームはドライバーズおよびコンストラクターズ選手権での首位の座を失いはしたものの、W09はグリッド上最速のマシンであると、メルセデスF1トップのトト・ウォルフは主張している。
「この3連戦では望んでいたほどのポイントを獲得できなかった。多くは我々自身が犯したミスが原因だ」とウォルフは認めた。
「しかし明るい兆しもある。ポイントを最大限に獲得できなかった一方で、我々のマシンはその3戦すべてで最速だったのだ」
2018年シーズンの後半に向かうにあたって、そのことがチームを良いポジションに立たせることになるだろうとウォルフは考えている。今週末のドイツGPは、今シーズンの中間地点にあたる。
「シーズン前半には満足のいく結果を出してきた。一方で我々はポイントを獲得できずに、望んでいた以上にダメージを制限するためのレースを走らなければならないこともあった」と彼は今日までを振り返って述べた。
「ただし、それでもかなりのポイントを獲得している。ドライバーはふたりとも強力なパフォーマンスを見せたし、我々には速いマシンがあった」
「つまり2018年シーズン後半に期待する理由は数多くある。我々にはハングリー精神と野望があるので、ここから勢いをつけていきたい」
「ホッケンハイムに行くと、いつも家に帰ったような気分になれる。シュトゥットガルトのダイムラー本社から車でたった90分ほどなのだ」
「シルバーストンではブラックリーやブリックスワースの多くの同僚たちの前でレースをするという素晴らしい機会があったが、今度はドイツのメルセデスファミリーのメンバーたちを、コースに迎えられることを心待ちにしている」
「ホッケンハイムの我々の友人やファンに向けて良いショーを見せるためだけでなく、彼らが望むような結果も出すために全力で戦っていく」