映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』が、来年1月から東京・日比谷のTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
同作は、来年の1月1日に生誕100周年を迎える小説家J・D・サリンジャーの半生を描いた作品。失恋や第二次世界大戦の最前線を経験したサリンジャーが、戦争のトラウマにもがき苦しみながら完成させた初長編『ライ麦畑でつかまえて』で一夜にして名声と富を手に入れるが、やがて世間の狂騒に背を向けるようになるというあらすじだ。原題は『REBEL IN THE RYE』。
サリンジャー役に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『X-MEN』シリーズなどに出演のニコラス・ホルト、サリンジャーに多大な影響を与え才能を開花させたコロンビア大学の教授で文芸誌『ストーリー』の編集者ウィット・バーネット役にケヴィン・スペイシーがキャスティング。監督は、同作が初の長編作となるダニー・ストロングが務め、監督自ら原作の映画化権を取得した。
なおサリンジャーの作品集『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』が6月に刊行された。