7月14~15日、アメリカ・オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でARXアメリカズ・ラリークロスの第2戦が行われ、スコット・スピード(フォルクスワーゲン・ビートル)が優勝。2位にケン・ブロック(フォード・フォーカスRS RX)が続いた。
ARXはヨーロッパでWorldRX世界ラリークロス選手権をプロモートしているIMGが立ち上げた新シリーズでフォルクスワーゲンやスパルがオフィシャルパートナーを務めている。
シリーズ第2戦はF1なども開催されるCOTAに新設されたラリークロス用トラップを舞台に争われた。
Q1からトップを奪う快走をみせていたスピードは、ファイナルでもポールポジションからスタート。2番手にブロックを従えて1コーナーをクリアしていく。
その後方ではスピードのチームメイトでARX第1戦ウイナーであるタナー・ファウスト(フォルクスワーゲン・ビートル)が1周目に遠回りセクションの“ジョーカーラップ”を通過して走行義務を消化。その後ろにはパトリック・サンデル(スバルWRX STI)が続いた。
また、これがARXデビュー戦となったトラビス・パストラーナ(スバルWRX STI)はチームメイトのクリス・アトキンソン(スバルWRX STI)をターン1で交わすと、前を走るブロックがジョーカーラップを消化した際には2番手までポジションを上げた。
トップを走るスピードと2番手パストラーナはファイナルラップの6周目にジョーカーラップ通過義務を消化。スピードがポジションを維持した一方で、パストラーナはブロック、ファウストに交わされ4番手に後退。そのままチェッカーを受けた。
スピードが優勝を飾ったことで、フォルクスワーゲン・アンドレッティ・ラリークロスは開幕2連勝を達成。ドライバーズランキングではスピードが56ポイントでトップ、1ポイント差の2番手にファウスト、17ポイント差の3番手にスバルのサンデルが続いている。
ARX第3戦は8月4~5日、カナダのトロワリヴィエールで開催。このラウンドはWorlDRX第7戦と併催される。