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ザウバーF1、アントニオ・ジョビナッツィをドイツGPの金曜フリー走行に起用

2018年07月19日 07:22  AUTOSPORT web

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バルセロナテストを担当したアントニオ・ジョビナッツィ
今週末ホッケンハイムで開催されるF1ドイツGPでザウバーF1チームのテスト兼リザーブドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィが、金曜フリー走行1回目の走行を行う予定だ。

 フェラーリのF1ジュニアドライバーでもあるジョビナッツィにとって、今回の走行は今シーズン初のレースウイークでの走行となる。

 ジョビナッツィは、5月のスペインGP後にバルセロナのカタルニア・サーキットで行われたインシーズンテストでマシンを走行、そこでフェラーリマシンのテストも行っている。2017年の開幕戦では負傷したパスカル・ウェーレインの代役としてザウバーからF1デビューを飾り、その後はハースでフリー走行を7回担当。最近では、今年のル・マン24時間でフェラーリがワークス支援したAFコルセの52号車をドライブした。

 ジョビナッツィがドイツGPのフリー走行1回目でマーカス・エリクソンの代役を務めることになったため、エリクソンはその間、ザウバーのピットウォールからセッションを見学しなければならない。しかし、エリクソンはコースでの走行時間を失うことは気にしておらず、ホッケンハイムのことはよく知っていると強調する。

「ホッケンハイムは何度も走行したことがある。F1でもそうだし、若手だった頃にGP2やF3でもね」とエリクソンは語った。

「良いコースだよ。ラップをまとめ上げられるか台無しにするかは最終セクターにかかっている、ここが最大の挑戦になるだろう。ストレートで十分なスピードを出すのと、ラップ前半のヘアピンをうまく走ることも重要だ」

 エリクソンは今年、オーストリアGPで2度目のポイント獲得を果たしたが、その1週間後のイギリスGPではクラッシュを喫してリタイアしている。彼は不調に終わったイギリスGPのことは忘れ、ドイツではトップ10に返り咲きたいと願っている。

「調子を取り戻して、ホッケンハイムでまた良い結果を出すために戦うのを楽しみにしている。チームとして僕たちのパフォーマンスは上り調子にあり、レースウイークエンドごとにより競争力を増してきている」

「このグランプリにはいつもたくさんのスウェーデン人のファンが来てくれる。今年も多くのファンに会えることを願っているよ。彼らの応援はいつも素晴らしいんだ!」

 エリクソンのチームメイトであるシャルル・ルクレールは、F1でのルーキーシーズンを過ごしているところだが、彼もまたホッケンハイムのコースをよく知っているという。

「ホッケンハイムは、特にF3での経験からよく知っているコースだよ」と20歳のルクレールは説明した。

「あそこへ戻るのがとても楽しみだ。ドイツGPがカレンダーに復帰してよかった」

「難易度がとても高いコースだ。それにいつもたくさんの観客で埋め尽くされる素晴らしいスタジアムがある」

「過去数レースで成し遂げてきた進歩を維持することを期待しているし、ポイントを賭けて戦い続けるよ」