演出家の浅利慶太が、7月13日に逝去していたことがわかった。85歳だった。
これは劇団四季のオフィシャルサイトで明かされたもの。浅利慶太は劇団四季の創立メンバーの1人で、同劇団の元代表。死因は悪性リンパ腫と発表された。葬儀は親族のみで執り行い、お別れの会を後日実施する予定だという。詳細は後日、劇団四季のオフィシャルサイトで発表される。
浅利慶太は1933年生まれ、東京出身。1953年、慶應義塾大学在学中に10人のメンバーで劇団四季を設立。ほぼ全作品のプロデュースや演出を手掛け、代表を務めた。2014年に劇団四季の代表を退任し、2015年に浅利演出事務所を設立。演劇活動を再開していた。
劇団四季のオフィシャルサイトには、「演劇界に真の意味でのプロフェッショナリズムを確立し、数多くの俳優、スタッフを発掘、育成した成果は、日本の劇場文化を大きく発展させました。劇団四季のメンバーにとっても、常に精神的支柱であり続けました。劇団員一同、心より感謝と哀悼の意を表し、安らかな眠りをお祈り申し上げます」と記されている。