映画『アルキメデスの大戦』が2019年夏に全国東宝系で公開される。
同作は『ドラゴン桜』『インベスターZ』などで知られる三田紀房が『ヤングマガジン』で連載中の同名漫画を実写化するもの。日本と欧米の対立が激化の一途を辿っていた第二次世界大戦前の日本を舞台に、超大型戦艦「大和」の建造計画を阻止するために山本五十六に招かれて海軍に入隊した天才数学者・櫂直が、「大和」建設にかかる莫大な費用を試算し、その裏に隠された不正を暴こうとする、というあらすじだ。
主人公の櫂直役には菅田将暉がキャスティング。『ALWAYS三丁目の夕日』『海賊とよばれた男』『DESTINY 鎌倉ものがたり』の山崎貴が監督・脚本・VFXを務める。撮影は7月から9月にかけて行なわれる予定だ。
菅田は同作について「誰もが知っている戦艦『大和』から見えてくる日本人の性と数学から浮き出てくる果てしない愚かさに、僕はロマンを感じました。そのスケールは非常に映画らしく、そして夢と現実に生きる僕ら現代人に突き刺さる題材だと思います。今やらなければならない作品だと思いました」とコメント。山崎は「日本を代表する重鎮の方々と、勢いのある若手の面々。またもや暴走する山崎組のスタッフ達。この素晴らしい仲間と共にいつも以上に熱い夏を乗り切っていきたいと思います」と意気込みを語っている。また原作者の三田は「戦艦大和や数々の軍艦、海軍の様子が最新映像でどのように表現されるのか、ワクワクしながら完成の日を待っています。多くのお客様に劇場で鑑賞して頂けるよう作品を通じてアピールしていきたいと思います」と述べている。
発表とあわせてメイキング写真が公開。軍服と軍帽に身を包んだ菅田に山崎監督が指示を出す様子や、手を組んだ2人のツーショットなどが写し出されている。
■菅田将暉のコメント
誰もが知っている戦艦「大和」から見えてくる日本人の性と数学から浮き出てくる果てしない愚かさに、僕はロマンを感じました。そのスケールは非常に映画らしく、そして夢と現実に生きる僕ら現代人に突き刺さる題材だと思います。今やらなければならない作品だと思いました。使命感を持って臨んでいきます。
そんな緊張感の中、現場では山崎監督のニンマリ企み顔が毎日癒しです。
■山崎貴のコメント
戦艦「大和」建造計画を数学の力で阻止出来るのか? この不可能ミッションに臨む若き天才数学者「櫂直」……
抜群に胸が高鳴るプロットを擁した原作「アルキメデスの大戦」に出会ったとき「これぞ映画だ!」と興奮したのを覚えています。
そしてこの戦艦「大和」が抱えていた問題を考えることは、実は今の日本という国を考えることにつながるのではないかと感じました。
日本を代表する重鎮の方々と、勢いのある若手の面々。またもや暴走する山崎組のスタッフ達。この素晴らしい仲間と共にいつも以上に熱い夏を乗り切っていきたいと思います。「大和」の巨体がスクリーンに蘇るのを楽しみにしていて下さい。
■三田紀房のコメント
「アルキメデスの大戦」映画化決定はとても嬉しく思うとともに、本作を選んで頂き誠に感謝いたします。
日本を代表する山崎貴監督と豪華な俳優陣は最高の組み合わせで、今から胸が踊ります。主演の菅田将暉さんは主人公櫂直のイメージそのもので、若き天才数字者がぴったりだと思いました。
戦艦大和や数々の軍艦、海軍の様子が最新映像でどのように表現されるのか、ワクワクしながら完成の日を待っています。多くのお客様に劇場で鑑賞して頂けるよう作品を通じてアピールしていきたいと思います。