小田急電鉄は、7月10日をもって定期運行を終了した特急ロマンスカー7000形(LSE)を使用したイベント列車を運転すると発表した。イベント列車運転最終日の10月13日をもって、LSEは引退することとなる。
イベント列車の運転は9月と10日の計4日間。いずれもツアー型旅行商品として発売する。9月15日は「特急ロマンスカー・LSE(7000形)で行くヱビス生ビール列車の旅」として、新宿発小田原行きの片道のみを運行。車内ではヱビス生ビールが飲み放題。発売額は大人6,450円で、340人を募集する。未成年は参加できない。発売開始は7月25日午後3時。
9月30日は「現役乗務員企画!特急ロマンスカー・LSE(7000形)で行くわくわく、喜多見・海老名基地ツアー」として運転。喜多見車両基地から乗車し、新宿、伊勢原で折り返し、海老名車両基地で下車する。車両洗浄体験や現役乗務員らによるイベントも実施する。発売額は大人6,180円、小学生5,480円。募集人員は320人で、8月2日午後3時から発売する。
10月8日のツアーは「ありがとう特急ロマンスカー・LSE(7000形)に乗車!車内で楽しむ『神奈川地酒利き酒会』」。新宿から小田原へ運行後、入換え線を使って上下線を移動して折り返し、秦野まで運行する。車内では神奈川県酒造組合13蔵の蔵人が同乗し、利き酒を楽しめる。発売額は大人10,990円。未成年は参加できない。180人を募集する。発売開始は7月31日午後3時。
最終日の10月13日は、「特急ロマンスカー・LSE(7000形)さよならツアー」として、8日と同行程の新宿~小田原~秦野間を運行。参加者には記念乗車証明書、乗車証明書(D型硬券)、LSEグッズと記念掛け紙付き弁当を用意する。また、アテンダントが往年の制服を着用して車内販売を行う。発売額は大人8,880円、小学生8,080円。募集人員は410人。8月7日午後3時から発売する。
いずれのツアーも途中下車はできない。号車・座席の指定はできず、展望席の座席指定は希望者の中から抽選で決定する。