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NASCAR第19戦:トヨタのトゥルーエクスJr.がレースを制圧。ケンタッキー連覇を達成

2018年07月18日 13:01  AUTOSPORT web

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2年連続でケンタッキー戦を制したマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)
モンスターエナジーNASCARカップは7月14日、ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで第19戦が行われ、マーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)が優勝。シーズン4勝目を挙げるとともに、ケンタッキーで2年連続の勝利を手にした。

 ケンタッキーは、トヨタがNASCARに投入しているセダン『トヨタ・カムリ』の製造工場があることから、カムリの“生まれ故郷”とも呼べる場所だ。

 レースは1周1.5マイル(約2.4キロ)のオーバルコースを舞台に80周目、160周目、267周目までの3ステージ構成で争われた。

 今シーズン4度目のポールポジションからスタートしたトゥルーエクスJr.はステージ1序盤からペースを上げてリードを拡大。ステージ1で2位に入ったケビン・ハービック(フォード・フュージョン)に対し、2.172秒のマージンを築いてトップチェッカーを受けた。

 続くステージ2は、スタート前のインターバル中にトゥルーエクスJr.がピットでタイヤを4本交換したのに対し、2本交換を選択したカート・ブッシュ(フォード/フュージョン)とステイアウトしたジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)が先行。トゥルーエクスJr.は3番手からのスタートとなる。

 先行する2台に対し、タイヤライフでアドバンテージのあるトゥルーエクスJr.は98周目に首位を奪還すると、そのまま逃げ切りステージ2も制覇してみせた。

 最終ステージ3、首位のトゥルーエクスJr.は途中グリーンフラッグ下でピット作業を行ったため、一時は3番手まで後退したものの201周目には首位に浮上した。

 その後もピットタイミングでポジションを落とす場面もあったが、223周目にポジションを奪い返したトゥルーエクスJr.は最終的に2位に対し1.901秒のリードでトップチェッカー。この日行われた3ステージすべてを制す圧倒的な強さをみせつけた。

「なんて夜だろう!」とトゥルーエクスJr.。

「毎週末、こういったレース展開ができるようにトライしているけど、それがどれだけ難しいことかは言わなくても分かるはずだ。去年も同じようなレースをしたけど、あのときも楽勝ではなかった」

「1年を通して僕を支えてくれているスタッフたちには頭が上がらないよ」

 2位はライアン・ブレイニー、3位はブラッド・ケゼロウスキーとフォード勢が獲得。一方シボレー陣営は苦戦を強いられ、最高位はカイル・ラーソン(シボレー・カマロZL1)が獲得した9位だった。

 モンスターエナジーNASCARカップ第20戦は7月22日、ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで決勝が行われる。