マイナビは7月13日、「2019年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況」の結果を発表した。調査は今年6月下旬にインターネットで実施し、2019年3月卒業予定の大学4年生、大学院2年生2114人から回答を得た。
面接経験者のうち、「WEB面接を受けたことがある」人は11.5%。10人に1人がWEB面接を経験していることになる。オンライン上での面接が徐々に拡大していることが明らかになった。
地方と関東では就活費用に8万円の開き 交通費などの負担重く
WEB面接を受けた感想を聞くと、
「交通費がかからない」(理系男子)
「自宅だとリラックスできる」(文系女子)
「自分の顔も確認できるので笑顔が出せた」(理系女子)
と肯定的な意見があった一方で、
「言いたいことが伝わっているかわかりにくい」(理系女子)
「空気感が伝わらない」(理系男子)
「インターネットの状況に左右されることがある」(理系男子)
といった否定的な意見も寄せられた。
3月から6月までの就職活動の費用の累計額は、前年同月を5126円上回る、平均106647円だった。地域別に見ると、関東が7万628円で最も安く、東海・関西地方はそれぞれ11万3030円、10万7927円だった。これら以外の地域は15万2465円。大都市圏と比べ、交通費や宿泊費などの出費がかさむためか、高額になった。
就職活動にかかるお金は、「アルバイト代・給料」(40.2%)や「保護者から就活で使うためにもらったお金」(19.1%)で賄っている人が多い。
6月中に最終面接を受けた学生は45.5%で、「入社予定先を決めて就職活動を終了した」学生が、前月比26.4ポイント増の45.4%。就活生の約半数が6月中に就職活動を終えていることが明らかになった。