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AIロボットがスクーターに早変わり! 千葉工大開発の「CanguRo」は次世代モビリティ

2018年07月16日 21:02  Techable

Techable

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どこにでもユーザーの後を付いてきて、いざとなったら電動スクーターに変形してユーザーが乗って移動できる。

まるでSF映画に出てきそうなAIロボットを千葉工業大学の未来ロボット技術研究センター(fuRo)が開発した。
・ロボット地図構築技術も開発
ロボットの名称は「CanguRo」。ユーザーに寄り添うAIロボットとしてのロイドモードと、ユーザーがスクーターとして使えるライドモードを備えている。

CanguRoは人工知能を搭載し、ロイドモードではユーザーが呼ぶと近づいたり、自動でユーザーの後を付いてきたりする。こうした動きを可能にしているのが、カメラやLiDR、距離センサー。そして独自に開発した、ロボットによる地図を構築する技術(SLAM)だ。

このSLAMのおかげで、経路を計画したり、指定した場所にCanguRoが自律走行してやって来たりすることができる。つまり、CanguRoで移動して、次に利用したい場所を選定しておけば、そこでCanguRoが待ち構えるというふうに使えるわけだ。
・体重移動で旋回も
ライドモードはいわゆる、電動スクーターのような機能。腰掛けるシートがあり、バイクのように両手でハンドルをつかんで走行できる。

速度は時速10キロ。セグウェイのように体重移動で旋回したりすることができる。また、走行中に障害物を自動で回避する機能も搭載しているので安心して乗ることができそうだ。

CanguRoは外務省が海外で開催する日本のテクノロジーやイノベーション、デザインなどを紹介する企画展示に出展し、まずは8月に米国ロサンゼルスでデモンストレーションを行う予定という。

CanguRo/fuRo