マーカス・エリクソンは、タイトな争いを繰り広げる中団グループの中で、グリッド最後尾から入賞できるポジションにまで向上した今シーズンのザウバーの進歩を称賛している。
アルファロメオとの商業パートナーシップによる財政の安定と、新スペックのフェラーリエンジンがあいまって、今季のザウバーはパフォーマンスレベルで大きな飛躍を遂げ、毎レースでポイント争いをしている。イギリスGP終了時点でザウバーは16ポイントを獲得しコンストラクターズランキングは9位に位置している。ランキング8位のトロロッソ・ホンダとはわずか3ポイント差だ。
エリクソンはこの12カ月にわたるチームの進歩について、「大きな違いだ」と語った。
「第一に財政的な面のおかげだと思う。今では財政基盤がより強力になっているからね。すべてはそこから始まっている」
「それに素晴らしい人材をチームに迎えたし、チームの前進がスタッフたちのモチベーションを高めている」
「1年前とは完全に違う状態だ。素晴らしいことだよ」
「僕はチームの一員として、この1年で成し遂げてきた進歩を目にすることができて嬉しいし、チームに注がれたハードワークが大きく報われたと思う」
ザウバーが改善を重ねていくには、開発面で絶え間ない努力が必要とされるが、エリクソンはチームがアップデートの導入を持続できると確信している。
「中団グループの他チームより僕たちが後退するとは考えられない」
「今年、僕たちのチームはほとんどすべてのレースにアップデートを持ち込んできているんだ。大規模なパッケージではなく、細かいパーツだけれど、常にマシンの改善を続けていく。僕が理解している限りでは、ザウバーは今後もそのようにやっていくはずだ」
「僕たちが戦っている中団グループと比較しても、彼らと同様の開発ができるはずだ。そしてどこかの時点で来年のマシンへと開発を切り替えていくだろう」