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シーツにくるまる物憂げな石橋静河の姿が 『きみの鳥はうたえる』場面写真

2018年07月13日 17:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 9月1日公開の佐藤泰志原作×三宅唱監督による映画『きみの鳥はうたえる』の劇中場面写真が公開された。


 本作は、函館の映画館シネマアイリスの開館20周年を記念し製作され、『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』に続く、佐藤泰志原作小説の映画化4作目。原作の骨格やキャラクター造形はそのままに、舞台を東京から函館へ移した青春映画に仕上がっている。


 函館郊外の書店で働く“僕”(柄本佑)は、失業中の静雄(染谷将太)と小さなアパートで共同生活を送っていた。静雄には離れて暮らす酒飲みの母・直子(渡辺真起子)と、困ると金を無心にいく兄がいる。ある日、“僕”は同じ書店で働く佐知子(石橋静河)とふとしたきっかけで関係をもつ。佐知子は店長の島田(萩原聖人)とも関係があるようだが、その日から、毎晩のようにアパートへ遊びに来るように。“僕”、佐知子、静雄は、夏の間毎晩のように酒を飲み、クラブへ出かけ、ビリヤードをする。しかし夏が終わろうとしている頃、3人の幸福な日々も終わりの気配を見せていた。


 今回、公開された場面写真には、“僕”と静雄、そして店長の島田との間で揺れる佐知子の、シーツにくるまる物憂げな表情をみることができる。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』にも出演する石橋の自然体の演技も本作の見どころのひとつだという。


 さらに、店長の島田を演じる萩原聖人、静雄の母親役の渡辺真起子、また、“僕”と佐知子が働く書店員役の足立智充、アイドルから女優に転身した山本亜依、本作の音楽を務めたHi’Spec、SIMI LABのメンバーOMSBがクラブシーンでライブ演奏している姿なども公開された。(リアルサウンド映画部)