ニコ・ヒュルケンベルグは、今季に“中団グループのトップ”という名誉あるタイトルを獲得するにあたって、ルノーF1が最大の脅威と目しているのはハースだと発言し、マクラーレンやフォース・インディアは退けた。
F1シーズンが折り返しに差し掛かった現在、ルノーは中団グループのなかで確固たる立場を築き上げている。コンストラクターズ選手権ではハースに19ポイント差をつけており、そのすぐ後ろにはフォース・インディアとマクラーレンが続く。
しかし今後を見据えるにあたり、ヒュルケンベルグはハースを警戒する理由は最近の彼らの成績にあるとしている。Crash.netにハースの脅威について尋ねられたヒュルケンベルグは、以下のように述べた。
「この数週間というもの、彼らは脅威となっている。ハースがより前に出てきて流れが変わり、マクラーレンは後退している。彼らには速さがあるので、軽く見るようなことはしない」
フェラーリ製パワーユニットを搭載したハースのVF-18は、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンの手によって速さを発揮している。運の悪さもあったが、主にグロージャンが引き起こしたいくつかの災難より、チームは貴重なポイントを失ってきた。
「彼らがどうやってここまで来たのかは僕には関係のないことだが、現時点で彼らは強力であり、僕たちはただそれに対処しなければならない」とヒュルケンベルグは加えて言った。
「彼らは(オーストリアで)ポテンシャルを十分に発揮していた。以前はよくチャンスを逃していたけどね」
「勢いというのは安定しないものだけど、結局のところ彼らには強力なマシンと優れたパッケージがあるんだ」