トップへ

MotoGP:ダニ・ペドロサ現役引退を発表。「レースを愛しているからこそ非常に困難な決断だった」

2018年07月12日 23:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

現役引退を発表したダニ・ペドロサ
レプソル・ホンダ・チームのダニ・ペドロサが7月12日、第9戦ドイツGPの開催地ザクセンリンクで今シーズン限りでロードレースから現役引退することを発表した。

 初めに6月5日、ペドロサがレプソル・ホンダから去ることが発表され、6日に空いたシートにホルヘ・ロレンソが移籍することが発表された。ペドロサは今後の計画に関して第7戦カタルーニャGPで明かすと発表し、現役引退の噂が流れたが、2019年については「話せることがない」と語り現役続行の可能性を見せていた。

 そんなペドロサが7月3日、将来に関する決断を下したことをプレスリリースで発表し、ザクセンリンクのプレスカンファレンスで決断を発表。今シーズン限りでMotoGPから引退することを発表した。

 ペドロサは引退発表まで時間がかかったことを「今シーズンを最後にMotoGPライダーとしてのキャリアを終了する。来年はレースには参戦しない。このスポーツを愛しているからこそ、非常に困難な決断だった」と説明。

「レースを始めたころよりサポートしてくれたドルナ、ホンダ、レッドブル、アライヘルメット、アルパインスター、家族とファンに感謝したい」と感謝を述べた。

 スペイン人ライダーのペドロサは2001年に日本GPの125ccクラスでグランプリデビューを飾り、2005年に250ccクラスで8勝。翌年から最高峰クラスデビューを果たした。

 2006年から最高峰のMotoGPクラスにステップアップしレプソル・ホンダ・チームからMotoGPに参戦。世界選手権にデビューしてからホンダのマシンを駆り、レプソル・ホンダと13年の関係。HRCとの関係は3クラス合わせて18年築いた。

 ペドロサは2006年にチャンピオンを獲得したニッキー・ヘイデン、2011年チャンピオンのケーシー・ストーナー、現在は2013年、2014年、2016年、2017年チャンピオンのマルク・マルケスなどとチームメイトを組みホンダを支えた。

 最高峰クラスでは現在31勝、通算54勝、表彰台は153回獲得。2018年の最終戦バレンシアGPで通算296回レース、最高峰クラスで218レースをホンダで走りぬくこととなる。