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西日本豪雨災害で、広島、岡山、愛媛の弁護士会が無料法律相談を実施

2018年07月11日 17:22  弁護士ドットコム

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西日本各地に甚大な被害をもたらした豪雨。被災地でもある広島弁護士会と岡山弁護士会、愛媛弁護士会は、それぞれ被災した住民を対象に法律無料相談を実施する(7月11日現在の情報)。概要は次の通り。


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【広島弁護士会】

広島弁護士会では、7月12日から8月31日まで、無料の電話法律相談を実施する。土日祝日を含めた毎日で、正午から午後4時まで。電話番号は、082-502-0612まで(通話料は相談者負担)。


また、当面の間、呉市役所1階(広島県呉市中央4-1-6)に設置された「くれ災害ボランティアセンター」でも、平日午後1時~午後3時に無料法律相談を実施する。1人あたり10分~15分程度。


この他、8月まで紙屋町法律相談センター、法律相談センター福山、呉法律相談センターひがし広島法律相談センター、広島北部巡回法律相談センターでも無料相談を行う。実施の日時や予約受付日は各相談センターで異なるので、電話で確認してほしいとのこと。


これらの情報は変更される可能もあるので、最新の情報は、広島弁護士会のHP(https://www.hiroben.or.jp/)やFacebook(https://www.facebook.com/hiroshimabengoshikai/)などで発信している。


【岡山弁護士会】

岡山弁護士会は7月11日から7月末日まで、「災害法律相談無料電話相談ダイヤル」を開設する。土日祝日を含めた毎日12~16時、電話番号は 0120-888-769 まで。


また、岡山法律相談センターと倉敷法律相談センター、新見法律相談センター、高梁法律相談センター、真庭法律相談センター、井笠法律相談センター、東備法律相談センター、勝栄法律相談センター、津山法律相談センター、夜間・土日法律相談センターでも、無料の法律相談を実施する(40分以内)。予約受付は 086-234-5888 まで(平日午前9時~午後5時)。


岡山弁護士会のHP(http://www.okaben.or.jp/) やFacebook (https://www.facebook.com/tasuppi/) では最新情報や発信している。


【愛媛弁護士会】

愛媛弁護士会では7月10日に災害対策本部を設置し、情報発信するとともに、7月17日から弁護士による無料電話相談を実施する予定だ。最新情報は、愛媛弁護士会HPまで (http://www.ehime-ben.or.jp/)。


●もし住宅や建物が土砂崩れ、浸水の被害にあったら…?

また、岡山弁護士会ではHPの「岡山弁護士会ニュース」で、次のようなQ&Aを公開している(一部抜粋)。


Q 罹災証明書の発行を受ける必要がありますか?


A 罹災証明書は住宅などの損壊の程度について自治体が発行する証明書です。各市町村で証明を受けることができます。行政・民間を問わず、各種の補助や負担の減免を受けるために必要とされることが多いですので、ぜひ発行を受けてください。


建物の損壊や損傷については、その状況の写真が必要です。携帯電話・スマートフォンのカメラで撮影されたものを証明受付の窓口に持参されてもかまいません。今後の補助、補償、保険の給付のためにも、建物の損害については、安全を確保しつつ、可能な限り内部・外部・敷地・地盤なども含めて、写真を数多く残しておくことをおすすめします。


この他、配布予定の被災者支援チェックリストをHPで公開(http://www.okaben.or.jp/images/topics/1531201790/1531201790_4.pdf)。配布や謄写自由なもので、災害からの復旧・復興に役立ててほしいとしている。


(弁護士ドットコムニュース)