LINEとベンチャーリパブリックは、旅行事業分野で資本・業務提携契約を締結した。
LINEはベンチャーリパブリックの株式34%を取得するとともに、取締役3名と監査役1名を派遣する。これによりベンチャーリパブリックの取締役は6名、監査役は2名体制となる。代表取締役社長は柴田啓氏、代表取締役副社長は柴田健一氏が引き続き務める。株式の譲渡契約は7月11日に締結し、8月1日付けで株式を取得する。LINEは「LINEトラベル」で、旅行前・中・後の一気通貫したサービスを提供することを目指す。
ベンチャーリパブリックが運営する「トラベルジェイピー(Travel.jp)」は、月間訪問者数1,500万人で、旅行会社約250社が販売する航空券やパッケージツアーの比較、国内約3万軒と海外約130万軒のホテル・宿の横断検索もできる。現地の様々な観光・地域・文化・アクティビティに詳しい専門家(ナビゲーター)が記事を執筆する「トラベルジェイピー 旅行ガイド」も運営している。
LINEの出澤剛代表取締役社長は、「LINEは、昨年から「LINE Commerce gateway」というコンセプトを打ち出し、ショッピングやデリバリーの分野でシームレスな購買体験を提供しており、6月末より新たな入り口として「LINEトラベル」をスタートいたしました。ベンチャーリパブリックが提供する「トラベルジェイピー」は、航空券やツアー、ホテルをまとめて、検索・比較できるだけでなく旅の専門家が現地の魅力を伝えてくれる「ガイドページ」など、タビマエ、タビナカを充実させてくれるコンテンツを豊富に提供しています。今回、ベンチャーリパブリックと資本業務提携をすることで、旅行の思い出を友人同士で共有しあう「タビアト」まで、一気通貫して担うことが可能となり、ユーザーの皆様にさらに最適なプランを提示し、豊かな旅行体験を提供できることを大変うれしく思っております」とコメントしている。