「doda(デューダ)」は7月2日、「転職市場予測 2018下半期」を発表した。求人数の動向や転職の機会が広がるのかどうか、11の業界・職種に分けて分析した。
同社によると「2018年下半期も求人ニーズは旺盛で、転職希望者にとってはいろいろな選択肢からより自分に合った仕事を選べる半年間になりそうです」という。
特に求人ニーズの増加が予測されている分野は「営業」、「人事・経理・法務」、「企画・マーケティング」、「IT・通信」、「電気・機械」の5分野だった。
IT技術者としての経験がアピールできれば転職活動の強みになる
「営業」では、 製造業における自動運転やIoTなどの新しいテクノロジーの登場により、生産設備の入れ替えが発生していることによって求人ニーズが生まれている。広告業界ではWeb系の広告代理店などの営業職求人が大幅に増えている。
「人事・経理・法務」では、定型業務を担当するスタッフ系求人から高度な専門知識が求められるスペシャリスト系求人まで幅広く求人が出ている。
また、同社のキャリアアドバイザーによると「企画・マーケティング」では、「特にIT、Webサービス、人材サービス、金融などの無形の商材・サービスを扱う企業で求人ニーズが顕著」だという。
「IT・通信」では、ITエンジニアの求人が引き続き多く出ているだけでなく、データサイエンティストのニーズも高まりつつある。「電気・機械」では、業績好調な自動車業界、自動制御や遠隔計測などを行うIoTによりソフトウェア、センサー関連の求人が拡大している。