映画『Norman: The Moderate Rise and Tragic Fall of a New York Fixer』が『嘘はフィクサーのはじまり』の邦題で10月から東京・シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。
同作は、要人への過度な「忖度」が原因で巻き起こる騒動を描くコメディー作品。アメリカ・ニューヨークを牛耳るユダヤ人社会に食い込むために小さな嘘を積み重ねて人脈を広げる主人公のノーマンが、首相エシェルの「お墨付」となったことで大物たちの間で暗躍し始めるも、やがて国際紛争に発展しかねない事態を招いてしまう、というあらすじだ。
高価な靴下をエシェルに贈ったことで首相のお墨付となる「自称フィクサー」のノーマン役をリチャード・ギア、首相となってノーマンを翻弄するイスラエルの政治家エシェル役を主演作『運命は踊る』の日本公開を控えるリオル・アシュケナージ、検察官役をシャルロット・ゲンズブールが演じるほか、マイケル・シーン、スティーヴ・ブシェミ、ダン・スティーヴンスらが出演。監督と脚本を『ボーフォート レバノンからの撤退』『フットノート』で知られるヨセフ・シダー、音楽を三宅純が担当した。