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レナウン、スーツを"着ルダケ"の月額制サポートサービス開始

2018年07月10日 14:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

(左から)レナウン カスタマーリレーション&コーポレートコミュニケーション統括部 統括部長 中川智博、コラムニスト 片野英児、レナウン ダーバン戦略事業部 企画商品部 UXユニット ディストリビューター 兼 営業 中村賢也 Image by: FASHIONSNAP.COM
レナウンが、ビジネスウェアの月額定額制トータルサポートサービス「着ルダケ」の本格展開を開始した。

 「着ルダケ」は春夏と秋冬の2シーズンごとにレナウンのスーツを提供し、クリーニングや保管、引き取りを一括して行うサービス。最も価格の低い月額4,800円のスタートアッププランでは1シーズンでスーツ2着が提供され、最高月額9,800円(いずれも税別)でスーツ3着、シャツ10枚、ネクタイ5本を利用できる。スーツは5種類のデザイン、16サイズを展開。半年ごとにクリーニングを行い、2年ごとに新品商品と交換する。
 同サービスは、今年3月から法人顧客を中心に提供をスタート。7月10日の今日から秋冬シーズンの申し込みを受け付け、個人向けの提供を本格的に開始する。サブスクリプションサービスでありながら、利用者のビジネスウェアはほかの利用者とはシェアされず、自分専用のものを利用できるのが特徴。秋冬シーズンからはデザインとサイズを拡充し、コーディネートの相談を幅広く受け付けるコンシェルジュサービスも開始。今後はクールビズプランやシャツのサイズ展開拡充なども検討する。
 ターゲットは主に30代~40代で、既にスーツを持っており"ちゃんとした"スーツを着る必要があるが可処分所得の少ないビジネスマンを想定。スーツは上代5、6万円程度のものを同サービスのために製作しており、まずは利用してもらうことを優先しサービスの価格設定は抑えたという。半年単位で契約はできるが、2年間の継続を前提にしたビジネスモデルで「途中解約はあまりないだろう」と中川智博統括部長は自信をにじませた。「着ルダケ」のスーツを着用し発表会に登壇したコラムニストの片野英児は「スーツのリースというのは画期的だなと衝撃を感じた。昨今ネガティブに捉えられがちなビジネスウェアを、ファッションとして楽しむきっかけになるのでは」とコメントした。5年間で1万人のサービス利用を目指す。
■着ルダケ:公式サイト