ルイス・ハミルトンは、イギリスGPの1周目に接触したキミ・ライコネンの失態については謝罪を受け入れ、期待はずれになったレースは過去のものにするという。
両者はシルバーストンのターン3で接触し、ハミルトンは後退して最後尾から猛追していかなければならなくなった。彼は目覚ましい追い上げを見せ、最終的にチャンピオン争いのライバルであるセバスチャン・ベッテルに次ぐ2位でレースをフィニッシュした。
レース後の興奮が冷めやらぬ中、ハミルトンはフェラーリが“興味深い戦術”を採ったと発言し、ライコネンの動きは意図的なものだったのではないかとほのめかした。
メルセデスF1トップのトト・ウォルフは、チームのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンが発言したとされる、フェラーリの妙な動きは”意図的もしくは無能なため”だとの発言を引き合いに出し、火に油を注いだ。
しかしながらライコネンは直ちに自身のミスを認めており、ハミルトンはソーシャルメディアに投稿した一連のメッセージを通じて、ライコネンの謝罪を受け入れて前進すると明言。さらに、彼の言葉が意図した以上の意味をもって伝えられてしまったことを認めた。
「キミは謝罪し、僕はそれを受け入れた。僕たちは前へ進んでいく。あれはレーシングインシデントで、それ以上のものではない。ときにはばかなことを言うこともあるけれど、そこから学ぶものだ」とハミルトンはインスタグラムに投稿した。