ロシア映画『マチルダ 禁断の恋』が、12月8日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。
ロシア帝国最後の皇帝でロマノフ家のニコライ2世と、バレリーナのマチルダ・クシェシンスカヤによる許されない恋を題材にした同作。監督はアレクセイ・ウチーチェリが務めた。原題は『MATHILDE』。
同作の公開時には、正教会によって聖人にも列せられているニコライ2世の恋と性を描いた内容から本国で賛否両論を巻き起こし、上映館の放火を警告するキリスト教過激派組織も出現。日本でも知られるナタリア・ポクロンスカヤ議員が否定的な姿勢を見せ、プーチン大統領が「ウチーチェリ監督を尊敬している」と立場を表明するなど、政界も巻き込む騒動になった。