2018年F1第10戦イギリスGP決勝で、ウイリアムズのランス・ストロールは12位、セルゲイ・シロトキンは14位だった。
■ウイリアムズ・マルティニ・レーシング
ランス・ストロール 決勝=12位
最初はかなりの接戦だった。特に僕の前で一緒にピットレーンからスタートしたセルゲイ(・シロトキン)とね。あれはちょっと不思議な経験だった! 今日は運に恵まれなかったと思う。本当ならもっといいレースができたはずだ。
僕が31周目にピットに入った直後に、セーフティカーが出動したんだ。そこまではプライムタイヤで、いいドライブができていただけに残念だ。あと1周長く走っていれば、セーフティカー中にピットに入ってタイムを稼ぎ、もしかしたらポイント圏内でフィニッシュできたかもしれない。
ともあれ、モータースポーツには運不運があり、そこは成り行きに任せるしかない。それを別とすれば、決して悪くはなかったし、集団にもついて行けた。終盤は、それほど遠くない前方に、何台かの後ろ姿も見えていたからね。
セルゲイ・シロトキン 決勝=14位
すごく苦しいレースだった。前半はさほど悪くないように見えた。ソフトタイヤに関しては、それなりにタイヤマネジメントができたと思う。あまりペースは良くなかったものの、少なくともコントロールはできていた。
そして、第2スティントをなるべく短く、ペースも速いものにしたいと考えて、できるだけタイミングを遅らせてピットに入った。ただ、その後は何度もブルーフラッグを出され、セーフティカーが出動したこともあってタイヤがすっかり冷えてしまった。
結局、周囲が柔らかめで温まりやすいコンパウンドを使っているなかで、僕だけが硬い方のコンパウンドという状況になり、チェッカーフラッグまで走り続けるのがドライバーとして本当につらかった。全体としては、ひどく落胆している。