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イーロン・マスクのトンネル会社、米シカゴの高速地下交通「Loop」の構台写真を公開

2018年07月09日 11:11  Techable

Techable

写真
米国シカゴ市は先月、同市のダウンタウンとオヘア国際空港を結ぶ高速地下交通システムの建設にイーロン・マスク氏のボーリング・カンパニーを選んだが、同社はこのほどその交通システムに使われる構台の写真を公開した。

ベース部分のコンクリートの中央にレールを走らせるためのものと思われる溝がある。ツイッターでマスク氏は「たぶんレール。でも違うかも」と書き込んでいる。
・電動スケートをレールで運搬
ボーリング社がこれまでに明らかにしているLoop構想のイメージ図では、専用のポッドがトンネル内を時速約240キロで走る。この走行システムを同社は“Electric skates(電動スケート)”と呼んでいるが、実際どのように車両を滑らせるのかは明らかになっていなかった。

もし中央にレールが1本敷かれるのであれば、モノレールに近いイメージだ。ちなみに、この電動スケートでは人が乗るポッドのほかに、車両も運べるとしている。
・間もなくシカゴに移送
今回公開された写真にある構台の実物はまだ、ボーリング社が拠点を置くカリフォルニア州にあるが、間もなくシカゴに移されるようだ。

マスク氏はこれまでシカゴのLoopについて「18~24カ月で完成させたい。少なくとも3年以上かかることはないだろう」としている。

写真公開のボーリング社コメントには「Getting ready for Chicago(シカゴに向けて準備中)とあるが、実際に掘削が始まったり、構台が運び込まれたりすれば、また大きな関心を集めそうだ。

The Boring Company/Twitter