スーパーGT第4戦タイの翌日となる7月2日(月)、タイ・バンコク郊外にあるミニサーキットにおいて『OPTIONキャラバンin THAILAND 2018 with Modulo』が開催された。
このイベントは、ホンダアクセスと自動車チューニング雑誌の『OPTION』がコラボレーションして行われたもので、今年で3回目の実施。ホンダ車51台と、そのオーナーたち60名がこのミーティングに参加した。
「毎回、すぐに参加枠が埋まってしまう」という人気の秘密は、その豪華講師陣によるところが大きい。今回もスーパーGT終わりに駆けつけた土屋圭市に加え、Modulo KENWOOD NSX GT3のドライバーでもある道上龍が参加。また、道上のパートナーである大津弘樹も講師陣として初めて加わり、コース説明の座学やドライビングレッスンにと大活躍した。
ドライビングレッスンに参加したオーナードライバーたちはテクニックにも自信があったようで、先導車を運転する3人のプロを相手にオーバーテイクを仕掛けんばかりの急接近。「去年来た子たちよりも元気があるよね。楽しそうでよかったよ」と土屋がうれしそうに語るシーンも見られた。
なお、抽選となったものの、会場に持ち込まれたモデューロNSXに同乗するチャンスも用意された。当選者は道上、大津の助手席でGTドライバーのテクニックと新型NSXの高性能ぶりを堪能。クルマから降りると皆、興奮気味にその迫力を身振り手振りを交えて仲間たちに説明していた。
イベントの最後にはドライバーによるサイン会も実施。3人ともに気軽に記念撮影にも応じ、“ドリフトキング”としてタイでも有名な土屋にいたってはクルマのダッシュボードにサインをせがまれるなど、その人気の高さを知らしめた。
スーパーGT実施のタイミングをうまく活用して行われた同イベント。「こうした催しに慣れていない方も含めて、現地の方たちにどんどん参加していただきたいですね」との関係者からの言葉からも、レースだけではない、モータリゼーション全般における日本とタイとの結びつきを改めて強く感じた。