トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはF1イギリスGP決勝を10位でフィニッシュしたが、接触によるタイムペナルティによりポイント圏外に降格された。
レース終盤、ガスリーはセルジオ・ペレスをオーバーテイク。その際にターン17で接触が起きた。このインシデントがレース後に審議された結果、スチュワードは主にガスリーに接触の責任があるとして、5秒のタイムペナルティと、ペナルティポイント2を科すことを決めた。
スチュワードの見解は次のようなものだ。ガスリーはターン16のエイペックスのソーセージ縁石に触れ、それによってペレスと接触することになった。そのためペレスはターン17手前でコース外に押し出され、ターン17から18にかけてバトルをする能力が大きく失われ、それによってガスリーがオーバーテイクを成功させることができた。
接触自体は軽いものだったが、それがオーバーテイクに直接影響したと判断したスチュワードは、ガスリーに5秒加算のペナルティを科すことを決めたということだ。
レース終盤にセーフティカーが出動したため、マシン同士のギャップは小さく、ガスリーは5秒加算により13位に降格されることになった。
この裁定により、ペレスは10位に繰り上がり、1ポイントを手にする。