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インディカー第11戦:パワーがライバルを抑え今季2度目のポール。琢磨は10番手に

2018年07月08日 09:01  AUTOSPORT web

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今季2度目のポールポジションを獲得したウィル・パワー
アイオワ・スピードウェイで開催されているインディカー・シリーズ第11戦。7日に行われた予選は、チーム・ペンスキーのウィル・パワーが今季2度目のポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、予選10番手で決勝レースに挑む。

 アイオワ州ニュートンにある0.875マイルのショートオーバルで争われるインディカー第11戦。

 予選前のプラクティスでは、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がトップ。パワーは2番手に入り、アンドレッティ・オートスポート勢の3台が続く。

 1台ずつ2周を走行し、平均速度で争われる予選は午後3時半からスタートする。最初にアタックしたのはルーキーのザッカリー・クレイマン・デメロ(デイル・コイン・レーシング)。

 2011年にはアイオワでインディカー初ポールを獲得した佐藤琢磨は、9番目に登場。1周目を18秒0678で、2周目は17秒9507とスピードアップし、この時点でトップに立つ。

 大きくタイムを更新したのは、15番目にアタックしたシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。2周ともに17秒8台で走行し、180.313mphを記録する。

 18番目のアタックはパワー。ここまでの10戦でトップ3を逃したのは1度のみと予選でスピードスターの本領を発揮。この日も素晴らしいアタックを見せる。

 1周目を17秒6801、2周目を17秒6112で走行し182.391mphでトップを奪った。

 次のアタッカーは、チームメイトのニューガーデン。1周目を17秒7252とパワーに迫るも、2周目はスピードを上げられず2番手に。さらにライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)も好アタックを見せるも3番手に。しかし、ペンスキー勢の上位独占を阻むことに成功した。


 ラストアタッカーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は6番手となり、ポールポジションを獲得はパワーが獲得。佐藤琢磨は予選10番手となった。


「マシンは素晴らしかったけど簡単ではなかったよ。バンプはとても難しいけど、ここでテストもできたからね。よい週末のスタートだよ。少しうまくいっていないから、今週末は本当に良い週末にしたいんだ」

「アタック前には、シモン(パジェノー)から少しフィードバックを得ることができた。少しプッシュがあると言っていたので、調整して良かったよ。暑い気温、険しい路面、低いグリップは、ドライバーすべてに難しいし、レースは異なってくる。タイヤが劣化するので、一貫したスティントを行わないといけないね」とパワーはコメントしている。